名前を呼んで #名前を呼んで 正義はここにあればいい。 ただひとつ、己の胸に。 🚀イントロダクション 続きを読む転んだ子どもに手を貸したり、謝るために頭を下げたり、そんな小さな親切から正義の味方が生まれる。 家族と喧嘩したり、借りたものをなくしたり、そんな小さな後悔から悪者が生まれる。 互いに力を得た者同士、もう後には引けない。 もう一度だけ名前を呼んで。 他の誰でもない、貴方の声で。畳む 🚀世界観 続きを読む化学が発展している近未来。 この世界では、生きている中で一際強い感情を覚えた時、ちょっとした力を手に入れる人が存在する。 喧嘩して声を荒らげて怒った子どもが火を吹くようになったり、ヒーロー役の俳優が本当に空を飛べるようになったり。 誰がどのようにしてなにを得るかは本人でさえ分からない。 そうして得た力で良いことをする人を、人々はヒーローと呼び、悪いことをする人を怪人と呼んだ。 些細な悪事から世界征服まで、小さな親切から世界平和まで、毎日どこかで誰かが闘っている。畳む 🚀力について 続きを読む◇発現 生きている中で一際強い感情を覚えた時、特殊な力を手に入れる。 一際強いといっても、その感情に対して自覚的な者もいれば無自覚的な者もいるだろう。 ◇制御 力を得た者は、味方に強い感情がこもった声で名前を呼ばれると、力の制御が可能になる。 電話越しでも反応が見られたが、録音した声では反応が見られなかった。 また、耳の聞こえないヒーローでも、声を出せない味方でもそれぞれに反応が見られたため、音を認知することが直接的な要因ではないこと、強い感情には即時性が必要であることが分かっている。 ◇ランク ヒーローの力も怪人の力も、どちらも善悪管理課が設定している。 ランクSからランクCまであり、詳細な判断基準は公表されていないが、一般人に及ぼす影響の強さが基準の大体を占めていると噂されている。畳む 🚀ヒーロー 続きを読む◇基準 善悪管理課が制定しているもの。 1.味方が存命であること。 2.自身の力の特性、際限を理解していること。 3.力を使ってこの世に不利益をもたらさないこと。 以上の項目に同意した者を、我々はヒーローと呼び、全面的な協力および言動の肯定を約束する。 ◇手順 善悪管理課に行ってヒーローの登録を済ませた後、約一ヶ月間の研修期間が設けられている。 主に味方の特定や力の使い方、現役ヒーローの見学等を行う。 研修期間終了後に、Dの形状を選択し、スーツを作成するための採寸や健康診断等を行って、やっとヒーローになれるのだ。 ◇生活 仕事や休日に対しての配慮は僅かながらあるものの、怪人が出現すれば24時間いつでも地方政府である善悪管理課から怪人討伐要請が送られてくる。 基本的には怪人のランクに合わせたヒーローが選ばれるが、やむを得ない場合はランクではなく現場で闘えるヒーローの人数で考えられることもある。 ◇味方 ヒーローが一番名前を呼んでほしいと思っている人のことを味方と呼ぶ。 ヒーローと行動を共にする者もいれば、そうでない者もいる。 ◇ヒーローの証 簡単に言えば運転免許証のようなもの。 顔写真とヒーロー名を記載することが義務づけられている。 ◇defender of justice 善悪管理課からヒーローに配給している特殊な機械、およびその機械に搭載された機能のこと。 そのまま呼ぶには少々長いためDと呼ばれている。 形状はヒーロー自身が好きに選択できる。 ブレスレットやピアス等、常に身につけていられる物であればなんでもいい。 ◇スーツ ヒーローのために開発されたデジタル装甲のこと。 善悪管理課から送られた怪人討伐要請を受け取るとDから装備許可がおりる。 鎧のような見た目のスーツから、普通の衣服に近いものまであり、ヒーロー自身が好きに選択できる。 防刃、防弾、断熱等、あらゆるものから身を守ることができるように作られているが、稀に予期せぬ攻撃や衝撃により破損することがある。畳む 🚀怪人 続きを読む◇基準 善悪管理課が制定しているもの。 1.力を使ってこの世に不利益をもたらす者。 2.ヒーローおよび善悪管理課との対話に応じない者。 3.味方が存在しない者。 以上の項目いずれかに該当する者を、我々は怪人と呼び、ヒーローによる迅速な問題の解決および排除を約束する。 ◇暴走 味方がいない者が力を制御できず、一般市民に害を及ぼすことがある。 一度暴走してしまうと元の状態に戻るのは極めて困難であるため、現状はヒーローに倒されるのを待つしかない。 善悪管理課による暴走制御剤の完成を待つばかりだ。 ◇詳細 元々ヒーローとして生きていたが、味方が亡くなったことで力を制御できなくなってしまった者や、味方が存命しているにも関わらず故意に一般市民を傷つける者も少なくはない。 一説によれば、力を得た時の感情によってヒーローになるか怪人になるかは既に決まっているのだとか。 ◇見た目 現在見つかっている怪人の姿は人型、獣型、植物型、物質変化型の4種である。 人型はそこらの一般人と差が少ないため発見が遅れることが問題視されている。畳む 🚀善悪管理課 続きを読む◇仕事 大きく分けて事務部門、研究部門、開発部門、餞部門。 ヒーローの登録の手続きや一般市民から通報を受けてヒーローに怪人討伐要請を送るのが事務部門。 ヒーローと怪人の違いや暴走の要因、制御の仕組み等の研究を行っているのが研究部門。 研究部門から得た情報を元にDやスーツの改良や怪人を元に戻すための暴走制御剤の開発をおこなっているのが開発部門。 亡くなったヒーローの回収、怪人の弔いを行うのが餞部門。 ◇職員 基本的には力を得なかった者が働いている。 中にはヒーローへの貢献を目的としている者や、身内から怪人が出た後ろめたさで働いている者もいる。 元々ヒーローだった者や、更生のために働かされている怪人もいると噂されている。 ◇服装 事務部門、餞部門はスーツが推奨されている。 研究部門、開発部門は白衣の着用が推奨されている。 なお、餞部門の職員はヒーローを弔う際には白を、怪人を弔う場合には黒を身につけるよう義務づけられている。畳む 2025.9.3(Wed) 10:52:40 創作,名前を呼んで edit
#名前を呼んで
正義はここにあればいい。
ただひとつ、己の胸に。
🚀イントロダクション
転んだ子どもに手を貸したり、謝るために頭を下げたり、そんな小さな親切から正義の味方が生まれる。
家族と喧嘩したり、借りたものをなくしたり、そんな小さな後悔から悪者が生まれる。
互いに力を得た者同士、もう後には引けない。
もう一度だけ名前を呼んで。
他の誰でもない、貴方の声で。畳む
🚀世界観
化学が発展している近未来。
この世界では、生きている中で一際強い感情を覚えた時、ちょっとした力を手に入れる人が存在する。
喧嘩して声を荒らげて怒った子どもが火を吹くようになったり、ヒーロー役の俳優が本当に空を飛べるようになったり。
誰がどのようにしてなにを得るかは本人でさえ分からない。
そうして得た力で良いことをする人を、人々はヒーローと呼び、悪いことをする人を怪人と呼んだ。
些細な悪事から世界征服まで、小さな親切から世界平和まで、毎日どこかで誰かが闘っている。畳む
🚀力について
◇発現
生きている中で一際強い感情を覚えた時、特殊な力を手に入れる。
一際強いといっても、その感情に対して自覚的な者もいれば無自覚的な者もいるだろう。
◇制御
力を得た者は、味方に強い感情がこもった声で名前を呼ばれると、力の制御が可能になる。
電話越しでも反応が見られたが、録音した声では反応が見られなかった。
また、耳の聞こえないヒーローでも、声を出せない味方でもそれぞれに反応が見られたため、音を認知することが直接的な要因ではないこと、強い感情には即時性が必要であることが分かっている。
◇ランク
ヒーローの力も怪人の力も、どちらも善悪管理課が設定している。
ランクSからランクCまであり、詳細な判断基準は公表されていないが、一般人に及ぼす影響の強さが基準の大体を占めていると噂されている。畳む
🚀ヒーロー
◇基準
善悪管理課が制定しているもの。
1.味方が存命であること。
2.自身の力の特性、際限を理解していること。
3.力を使ってこの世に不利益をもたらさないこと。
以上の項目に同意した者を、我々はヒーローと呼び、全面的な協力および言動の肯定を約束する。
◇手順
善悪管理課に行ってヒーローの登録を済ませた後、約一ヶ月間の研修期間が設けられている。
主に味方の特定や力の使い方、現役ヒーローの見学等を行う。
研修期間終了後に、Dの形状を選択し、スーツを作成するための採寸や健康診断等を行って、やっとヒーローになれるのだ。
◇生活
仕事や休日に対しての配慮は僅かながらあるものの、怪人が出現すれば24時間いつでも地方政府である善悪管理課から怪人討伐要請が送られてくる。
基本的には怪人のランクに合わせたヒーローが選ばれるが、やむを得ない場合はランクではなく現場で闘えるヒーローの人数で考えられることもある。
◇味方
ヒーローが一番名前を呼んでほしいと思っている人のことを味方と呼ぶ。
ヒーローと行動を共にする者もいれば、そうでない者もいる。
◇ヒーローの証
簡単に言えば運転免許証のようなもの。
顔写真とヒーロー名を記載することが義務づけられている。
◇defender of justice
善悪管理課からヒーローに配給している特殊な機械、およびその機械に搭載された機能のこと。
そのまま呼ぶには少々長いためDと呼ばれている。
形状はヒーロー自身が好きに選択できる。
ブレスレットやピアス等、常に身につけていられる物であればなんでもいい。
◇スーツ
ヒーローのために開発されたデジタル装甲のこと。
善悪管理課から送られた怪人討伐要請を受け取るとDから装備許可がおりる。
鎧のような見た目のスーツから、普通の衣服に近いものまであり、ヒーロー自身が好きに選択できる。
防刃、防弾、断熱等、あらゆるものから身を守ることができるように作られているが、稀に予期せぬ攻撃や衝撃により破損することがある。畳む
🚀怪人
◇基準
善悪管理課が制定しているもの。
1.力を使ってこの世に不利益をもたらす者。
2.ヒーローおよび善悪管理課との対話に応じない者。
3.味方が存在しない者。
以上の項目いずれかに該当する者を、我々は怪人と呼び、ヒーローによる迅速な問題の解決および排除を約束する。
◇暴走
味方がいない者が力を制御できず、一般市民に害を及ぼすことがある。
一度暴走してしまうと元の状態に戻るのは極めて困難であるため、現状はヒーローに倒されるのを待つしかない。
善悪管理課による暴走制御剤の完成を待つばかりだ。
◇詳細
元々ヒーローとして生きていたが、味方が亡くなったことで力を制御できなくなってしまった者や、味方が存命しているにも関わらず故意に一般市民を傷つける者も少なくはない。
一説によれば、力を得た時の感情によってヒーローになるか怪人になるかは既に決まっているのだとか。
◇見た目
現在見つかっている怪人の姿は人型、獣型、植物型、物質変化型の4種である。
人型はそこらの一般人と差が少ないため発見が遅れることが問題視されている。畳む
🚀善悪管理課
◇仕事
大きく分けて事務部門、研究部門、開発部門、餞部門。
ヒーローの登録の手続きや一般市民から通報を受けてヒーローに怪人討伐要請を送るのが事務部門。
ヒーローと怪人の違いや暴走の要因、制御の仕組み等の研究を行っているのが研究部門。
研究部門から得た情報を元にDやスーツの改良や怪人を元に戻すための暴走制御剤の開発をおこなっているのが開発部門。
亡くなったヒーローの回収、怪人の弔いを行うのが餞部門。
◇職員
基本的には力を得なかった者が働いている。
中にはヒーローへの貢献を目的としている者や、身内から怪人が出た後ろめたさで働いている者もいる。
元々ヒーローだった者や、更生のために働かされている怪人もいると噂されている。
◇服装
事務部門、餞部門はスーツが推奨されている。
研究部門、開発部門は白衣の着用が推奨されている。
なお、餞部門の職員はヒーローを弔う際には白を、怪人を弔う場合には黒を身につけるよう義務づけられている。畳む