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うみくもひより
うみくもひより

No.25

彼方の果実
#彼方の果実

甘い香りに酔っている暇はない!

🍎イントロダクション
西暦2125年現在。
AIや生物のクローン、魔法使いといった『人工ファンタジア』も当たり前に生活している時代。
突如、世界中に『バグ』が出現した。
玄関から海水が押し寄せてきたり、友達の顔がグリッチしていたり、訳の分からない現象を前に地球は一瞬で混乱の渦と化した。

各国の政府はこれらをデバッグすべく、対バグ組織『ミル・デバッガー』を設立。

……ところで、これはただの噂ですが、バグは果実の良い匂いがするらしいですよ。畳む


🍎バグ
そこに本来ないはずのものが出現していたり、空間にグリッチが生まれたりする現象のこと。放置すると周りに広がり、甘い果実の香りを強く放つようになる。少量でも分かる人には分かるらしい。
大きく膨らんだバグは生物をも加害する。人類の脅威である。畳む


🍎ミル・デバッガー
対バグ組織の総称。
バグの修正、解析、対バグ用の武器やスキル開発など、バグ全般を対応する国家資格必須の職である。
バグが発生した場所へ向かい直接対処する現場班、バグを解析すべく日夜目と脳を酷使している研究班、対バグ用の武器やスキルを生み出す開発班、対バグ用の武器やスキルの試用をする試験班の4班に分かれている。畳む


🍎武器・スキル
日常に発生したバグをデバッグするための武器と特殊な力。現場班に振り分けられた職員が手に馴染むものを自ら選ぶ。
ミル・デバッガーの開発班が丹精込めて製作したもの。ひとつとして同じものは存在しない。畳む


🍎人工ファンタジア
所謂ファンタジーの世界にしか存在しなかったものが人工的に作れるようになった。それらの総称である。
AIやクローン、人工魔法使いに人工獣人など、今や金さえあれば誰だってなりたい自分になれる時代だ。畳む

創作,彼方の果実